Description

イスラームは元来礼儀作法に細かくこだわった教えですが、ここでは他人の家を訪問する時や、あるいは失礼を請う時の諸礼儀を見て行きます。

Detailed Description

7-失礼を請うことの礼儀作法

 

他人の家に入る時の礼儀作法:

1-至高のアッラーは仰られました:-信仰する者たちよ、その許しを請い、家人に挨拶することなしには他人の家に入るのではない。それがあなた方にとってよりよいことなのだ。あなた方が(このことに)教示を受けるのならば(きっとそうするであろうに)。,(クルアーン24:27)

 2-至高のアッラーは仰られました:-あなた方が他の家に入ったならば、あなた方の同胞にアッラーからの、祝福に溢れた美しい挨拶をするのだ。,(クルアーン24:61)

他人の家に入る時の許可の請い方:

1-アブー・ムーサー・アル=アシュアリー(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“(呼ぶなりドアをノックするなりして)3回許可を請うても返事がなかったら、立ち去るのだ。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[1]

2-リブイー(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「バヌー・アーミルの民出身の男が、私たちにこのように語りました:彼は預言者(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)が在宅中に、彼に(家に入る)許可を請い、こう言いました:“入ってもいいですか?”すると預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は使用人にこう言いました:“彼のところに行って、許可の請い方を教えよ。彼にこう言ってやるのだ:「アッ=サラーム・アライクム(あなた方に平安あれ)。入ってもいいですか?」と言いなさい、と。”それで男はそれを聞き、言いました:“アッ=サラーム・アライクム。入ってもいいですか?”こうして彼は入りました。」(アブー・ダーウードとアフマドの伝承[2]

他人の家に入る許可を請う時に立つ位置:

アブドッラー・ブン・ブスル(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は人々の家を訪れる時、扉の真ん前には立たず、その右側か左側の柱のもとに立ちました。そしてこう言ったものです“アッ=サラーム・アライクム(あなた方に平安あれ)。アッ=サラーム・アライクム。”」(アブー・ダーウードとアフマドの伝承[3]

 奴隷や年少者の許可の請い方:

至高のアッラーは仰られました:-信仰する者たちよ。あなた方の右手が所有する者たち(奴隷のこと)、そして成熟していない者たちには(昼夜通して)3度(の時間帯に)許可を請わせるのだ:(それはつまり)ファジュル(夜明け前の礼拝)の前と、あなた方が脱衣しているかもしれない正午(の休息時間)、そしてイシャー(夜の礼拝)の後である。(これらは)あなた方のための(肌が露わになる)3つの私的な時間(である)。これらの時間帯の他は、あなた方も彼らも(許可を請うことなく)自由に互いに行き来しても罪はない。彼らはあなた方のもとを頻繁に廻る者たちであり、あなた方は互いに行き交う。このようにアッラーは、あなた方にみしるしを明らかにされる。アッラーは全てをご存知で、英知に溢れたお方である。,(クルアーン24:58)

許可なしには第3者をさしおいて内緒話しないこと:

 イブン・マスウード(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“あなた方が3人でいる時、1人をそっちのけにして2人だけで内緒話をしてはならない。それは彼を悲しませるであろうから。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[4] 

許可なしには他人の家を覗かないこと: 

アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「誰かが許可もなくあなたの家を覗き、それであなたが彼めがけて石を投げつけ、それが彼の眼を失明させたとしても、あなたに罪はない。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[5]

 


[1] サヒーフ・アル=ブハーリー(6245)、サヒーフ・ムスリム(2154)。文章はムスリムのもの。

[2] 真正な伝承。スナン・アブー・ダーウード(5177)、サヒーフ・スナン・アブー・ダーウード(4312)、ムスナド・アフマド(23515)。文章はアブー・ダーウードのもの。

[3] 真正な伝承。スナン・アブー・ダーウード(5186)、サヒーフ・スナン・アブー・ダーウード(4318)、ムスナド・アフマド(17844)。文章はアブー・ダーウードのもの。

[4] サヒーフ・アル=ブハーリー(6290)、サヒーフ・ムスリム(2184)。文章はムスリムのもの。

[5] サヒーフ・アル=ブハーリー(6888)、サヒーフ・ムスリム(2158)。文章はムスリムのもの。

feedback