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サラー(礼拝)には義務のものや任意のものがありますが、その一方でサラーをしてはいけないある時間帯があります。その時間帯について学びましょう。

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サラー(礼拝)が禁じられる時間帯

 

     サラーが禁じられる時間帯には5つあります:

1-アブー・サイード・アル=フドゥリー(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました::「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“アスルのサラー後から日没までと、ファジュルのサラー後から太陽が昇るまでは、サラーをしてはならない。”(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[1]

2ウクバ・ブン・アーミル(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は3つの時間帯において、私たちがサラーをし、あるいは死者を埋葬するのを禁じました。(その3つとは)太陽が昇ってから輝き高くなるまでと、太陽が南中してから傾くまで、そして太陽が沈み始めてから沈み切るまでです。」(ムスリムの伝承[2]

     アスル後でも、太陽の色が明確に白く、まだ高い位置にある場合は任意のサラーを行うことが可能です。

 アリー・ブン・アビー・ターリブ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は太陽がまだ高い位置にない限り、アスル後のサラーを禁じました。(アブー・ダーウードとアン=ナサーイーの伝承[3]

 

     禁じられた時間帯にサラーを行うことについて:

1-上記の5つのサラーが禁じられた時間帯であっても、以下のサラーを行うことは許されています:

       やり損ねた義務のサラー

       タワーフ[4]後の2ラクア

       タヒイヤト・アル=マスジド[5]ウドゥー[6]後の2ラクア、日・月蝕のサラーなど、何らかの要因と結びついたもの

 2-またファジュルの義務のサラーの後に、やり損ねたファジュルのスンナの2ラクアを行うことも可能です。そしてズフルのスンナのサラーをアスルの義務のサラー後に行うことは、スンナです。

 3-マッカのハラーム・モスクにおいては、禁止されている時間帯に拘束されることなくいつでもサラー可能です。

 ジュベイル・ブン・ムトゥイム(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「アブド・マナーフ族の者よ、昼夜いかなる時においても、この館(カアバ神殿)をタワーフしたりサラーしたりする者を阻んではならない。」(アッ=ティルミズィーとイブン・マージャの伝承[7]

 



[1] サヒーフアル=ブハーリー(586)、サヒーフ・ムスリム(827)。文章はムスリムのもの。

[2] サヒーフ・ムスリム(831)。

[3] 真正な伝承。スナン・アブー・ダーウード(1274)、スナン・アン=ナサーイー(573)。文章はアブー・ダーウードのもの。

[4] 訳者注:「タワーフ」とは、アッラーを崇拝するためにカアバ神殿の周囲を7回逆時計回りに廻ることです。

[5] 訳者注:モスクに入った時、腰を下ろす前に行う2ラクアのサラーのこと。預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)のスンナです。

[6] 訳者注:イスラームにおいて定められたある一定の形式における、心身の清浄化を意図した体の各部位の洗浄。

[7] 真正な伝承。スナン・アッ=ティルミズィー(868)、スナン・イブン・マージャ(1254)。

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