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7 / 8 / 1429 , 10/8/2008
婚姻にはさまざまな条件をつけることが可能ですが、ここではその正しい条件と誤った条件について見ていきましょう。
イスラームにおいては、血縁関係や親族関係、授乳による親族関係などにおいて婚姻が禁じられる場合があります。
イスラーム法における婚姻は、男女を互いの満足と、提示と受諾、喜びと愛情に基づいて高貴な形で結びつけるものです。 しかし残念ながら、日本で年々増加する外国人ムスリムと日本人の結婚によって発生する家庭内問題が絶えません。これはひとえにイスラームにおける本来の結婚観や手続き、相手の選び方、また夫婦の権利と義務などにおける無知、そして信仰心の欠如に因を帰しているに違いありません。 ここでは本来のイスラームにおける婚姻の理解と徳、その法的手続きや婚姻の方法、またよい結婚相手の選び方などについて見て行きましょう。実によき伴侶はアッラーの偉大な恩恵の1つであり、また現世と来世における幸福へと導いてくれる大きな要素の1つでもあるのです。
5 / 8 / 1429 , 8/8/2008
奴隷はイスラームが到来する前の昔から既に存在していましたが、それを除去するための多くの扉を開いたのがイスラームです。そしてイスラームは、彼らを屈辱的な隷属状態から解放するための多くの機会を提供しています。
現世は来世での収穫に結びつく耕作の場ですが、ムスリムはそこを去る前に、遺言をもってその財産の一部を貧者や困窮者を益し、かつ死後に至っても自分に報奨をもたらすような慈善行為に充てることを命じることが出来ます。
贈与もサダカもイスラームが奨励し、推奨しているところのものです。そこには人々の心の結合や愛情の育成と共に、吝嗇さや貪欲さなどの卑しい性質から自らの心を清めてくれる効果があります。そしてそれをもって至高のアッラーの御顔を望む者に対して、かれは偉大な報奨をご用意されるのです。
20 / 6 / 1429 , 25/6/2008
ワクフとは偉大かつ荘厳なるアッラーからの報奨を望みつつ、何らかの財産を基金とし、その利益のみを慈善として施すことです。
拾得物とは所有主が紛失した何らかの財産、あるいはある者が特別な権威を有する物で、かつ他人がそれを拾得したところの物です。 身元不明の子供とは、その血筋も、誰に帰されるのかも不明であるような、置き去られた、あるいは道に迷った子供のことです。
報酬とは壁の建築や行方不明者の捜索など、特定のあるいは非特定の合法的行為を請け負う者に対し、特定の財産をその見返りとして与えることです。
非所有地とは所有者がなく、いかなる特定化や保護的所有からも免れているような土地のことです。
人は、自分の財産を自分で保管出来ないような状況に陥ることがあります。それは保管場所の不在であったり、あるいは能力上の問題であったりするかもしれません。そしてそのような時、自分の財産を預かってくれる人を見出すことがあるかもしれません。 このような中イスラームは財産の保管、そしてそれを預かる者の報奨の獲得、という2つの利点から預託を合法化したのです。 預託を請け負う者には、多大な報奨があるでしょう。アッラーは兄弟を援助する者を援助されるのですから。
先買権は、イスラームの美点の1つです。 この権利は、以前自分と共同所有していた物の一部が自分の敵の手に渡ったり、あるいは悪質な者の手に渡ったりして、その結果憎しみ合いが発生したり、隣人が迷惑を被ったりするといった害悪を予防するために定められました。先買権の制定には、害悪や迷惑などを防ぐ力があります。
いかなる形であれ、横領は非合法です。何者も他人の所有物を勝手に取ることは許されません。ここでは横領についての様々な法規定を見ていきましょう。
人は何かを所有する能力がなくても、あるいはそれを賃借する財産を有していなくても、何らかの物を利用することを必要とすることがあります。 このような中、イスラームはそのような状況にある人々の需要に応えるべく借用の法規定を定めました。そして貸す者は自らの所有物を他人に贈与することなく、単にその利用を許可するだけで、アッラーからの報奨を得ることが出来るのです。
競技や競争の合法性は、イスラームの長所の1つです。 それらによって攻撃や撤退などにおける軍事的な訓練や順応性、身体の強化、忍耐力や耐久性を培うことが出来ますし、また至高のアッラーの道における奮闘に際しての身体的準備にもなり得るからです。
17 / 6 / 1429 , 22/6/2008
果樹と農作物の委託栽培