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29 / 8 / 1431 , 10/8/2010
サウム(斎戒)の意味とその義務性と徳
26 / 4 / 1430 , 22/4/2009
停戦条約とはイスラーム法治国家の統治者、あるいはその代理が敵との戦闘を一定期間‐例えその期間が必要ゆえ長引いても‐停止することです。
ズィンミーの契約とはジズヤ税を納め、イスラーム法規定を遵守することを条件に、イスラーム法治国家内に居住する非ムスリムのイスラームへの不信仰を認可すること。
11 / 1 / 1430 , 8/1/2009
起訴とは他人が有する何らかの権利が、自らに帰属すると主張することです。
具体的な裁判の進行の様子を説明します。
28 / 9 / 1429 , 29/9/2008
裁判官は暴虐的であってはなりませんが、不正者につけこまれることのないほどの強さを備えていることがスンナです。また脆弱であってはなりませんが、自らの権利を備える者にとって威圧的ではないほどの柔和さを備えているべきです。
裁決の主題は生命や財産や尊厳など人々の諸権利において、彼らの間に判決を下すということです。それゆえその重要性は非常なものであると言えます。
裁決はそれを遂行するに足る能力を有し、かつ公正であることの出来る者にとって非常な徳のある行為です。また裁決は人々の間の調停や不正の除去、勧善懲悪や固定刑の実施、諸権利の保護などの分野を取り扱うことからも、アッラーからの報奨が期待される行為の内でも最善のものの1つです。また裁決は預言者たちの任務の1つでもありました。
裁決とは、イスラーム法上の見解を明らかにしてその法的強制力を行使し、争いに収拾をつけることです。
誓約とは責任能力のある者が至高のアッラーに対し自発的に、それを示すような言葉を用いて、本来イスラーム法においては義務づけられてはいないような物事を自らに課すことです。
宣誓とはある特定のことに関し、アッラーの御名かかれの美名、あるいはかれの属性の言及により、誓いを立てた物事を強調することです。
裁量刑とは、固定刑も報復刑も贖罪も定められてはいない罪に対する、イスラーム法によって具体的な内容が定められてはいないような刑罰のことです。
定められている義務を拒絶したり、またムスリムの統治者から離反したり、あるいは彼に対する服従を拒んだりするような者は、皆罪深い謀叛者と見なされます。尚ムスリムの謀叛者が不信仰者であるというわけではありません。
強盗とは都市部や僻地などの場所を問わず、建物や輸送手段などを狙って武器を装備して襲撃する者たちのことであり、人々の殺害や陵辱や財産の略奪などをその目的とします。また路上や家、車や電車、船や飛行機などで発生するこの類のあらゆる事件は、それが武器や爆発物による脅迫や、建物の破壊や放火、人質などいかなる形であったとしても、強盗と同様の位置づけをされることになります。 そして強盗は凶悪犯罪の1つであり、それゆえにその懲罰も非常に厳しいものとなっているのです。
イスラームは財産の保護を命じ、その権利の侵害を禁じました。ゆえに窃盗は無論のこと、強奪や略奪や横領など他人の財産を不当に入手することは全て禁じられています。
10 / 9 / 1429 , 11/9/2008
酒類はそれを摂取する者の理性を鈍らせ、その心身や財産、子息や尊厳、個人や社会に対する有害な行為を生じさせます。また高血圧や、本人とその子孫の知的障害や精神障害、そして身体障害や犯罪性などの原因ともなります。 また飲酒は善悪の判断を司る理性を鈍らせる快楽と恍惚感であり、酩酊状態にある者は自分の言っていることも分かりません。このような理由からイスラームは飲酒を禁じ、それを取り扱う者に対しての厳しい懲罰を定めたのです。
イスラームは人の尊厳が汚され、貶められることの防止に努めています。そしてそのために、無実な者の尊厳を不当に侵害することを禁じているのです。
姦淫による被害は、数ある被害の内でも最たるものです。姦淫は子孫の保護や貞操の保持、非合法な物事の防止などといった世界の秩序における福利を損ねます。また姦淫は全ての悪い問題を結集し、しもべにありとあらゆる罪悪への扉を開け放ち、心と精神に病を及ぼし、貧困と悲惨さを引き起こします。また人々はその者を軽蔑して離れ去り、その顔には退廃の印が現れ、彼もまた人々の中で安らぎを感じることが出来なくなるのです。
犯罪はイスラーム法に沿った固定刑の施行なくしては終わることもなく、また社会がその悪から保護されることもありません。大半の国で施行されている人為的な法律に定められているような罰金刑や拘禁刑は、不正と迷妄、そして悪の助長の他の何物でもありません。
致命的ではない傷害が故意に行われた場合、報復刑が科されます。