(1) あなたの主、至高のお方はあらゆる被造物より超越されていることを称え、その御名を唱え、崇拝しなさい。
(2) かれは創造し、素晴らしい姿に整えられ、均整よくされた。
(3) またかれはすべての被造物に種、族、特性などを定められ、適切で妥当なところへ導かれる。
(4) 牧場に家畜の食べる緑を出されるお方。
(5) 緑で新鮮なものから、それを浅黒い枯れた屑にされる。
(6) 使徒よ、われらは、あなたにクルアーンを教え、それを忘れないように胸に集めよう。だから、忘れないようにと読誦でジブリールを上回ろうとしないように。
(7) アッラーが御望みにならない限り、あなたは忘れない。アッラーに称賛あれ、かれは、表われたものと隠れたものを知っておられる。何も秘匿されるものはない。
(8) われらは、アッラーが喜ばれ、あなたを楽園に入らせるために、その行動を容易にするだろう。
(9) だから降ろしたクルアーンで人びとを諭しなさい。諭しが耳に入っている限り、かれらに説き続けよ。
(10) 主を畏れる者は、諭しに注意を払うだろう。なぜならば、その人は諭しから受益するからである。
(11) だが不信仰者が諭しを避けようとするのは、かれが最も邪悪な者で、来世では地獄の火に入るから。
(12) かれは来世で最大の炎に苦しみ、その暑さを永久に耐え忍ぶこととなる。
(13) その中で、懲罰から釈放されず、死にもせず、善行と善良な生き方もしない。
(14) だが偶像と罪から自ら清めた者は、目標達成である。
(15) かれの主の御名を唱え、命じられたように礼拝を守る者も。
(16) しかしあなた方は、来世と大きな違いがあるのに、現世の生活を好む。
(17) 来世はもっと良く、楽しく快適で、その恵みは絶えないので、永遠なものである。
(18) これと他の教えや物語は、確かにあなた以前の昔の啓典にあり、
(19) それらは、イブラーヒームやムーサー(両名に平安を)の啓典である。